こんばんは、麻根木です。
アルジが残業で忙しいらしいので、今日は俺が書いてみます。
アルジがいつもパソコンばかり見ているので、俺も覗いてみました。
そしたら、犬がたくさん狭いところに閉じ込められている写真がありました。
アルジに、「こいつらよっぽど悪いことしたのか?」と聞いたら、「違うよ」と言われました。
どう見ても、何かの罰にしか見えません。
俺なら、こんな狭いところ10分も持ちません。
その後アルジから、「この犬たちは一日のほとんどをこの中で過ごすんだよ」と聞きました。
俺なら耐えられません。何も悪いことしてないのに、こんな酷いところに入れられているそうです。
アルジが「この写真を撮った人たちは、この状態で『救った』って言ってるんだよ」と言いました。
丁度、俺がアルジに路上から拉致されたような感じだそうです。
でも、俺は家からは出られないけど、部屋二つと台所を自由に歩いていいと許可を貰ってます。
ご飯を食べるところと寝るところとお便所は全部別になっています。
思い切り背伸びをしてもどこにもぶつからないところで、いつでも伸び伸びできます。
アルジはもう一枚写真を見せてくれました。
「別の場所だけど、これが『レスキュー前』の写真だって」
えーと、何が違うんでしょうか?
アルジは俺の里親を探しているので、俺もここに送られてしまうのかと怖くなりましたが、アルジが笑って、
「この団体(?)は、雑種の猫は欲しがらないよ」と言ったので、とても安心しました。
猫でよかったと、こんなに強く思ったのは初めてです。
アルジは短気だし、クーラー無いし、贅沢はできないけど、俺って幸せな方なのかもしれない。
そう思った2枚の写真でした。
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