出会ってから4年。
私の大切なあいつが空へ帰っていってしまった。
クーラーもストーブもない我が家で、あいつはよく頑張ってくれた。
寒い冬の夜は布団の中で寄り添って朝が来るまで暖をとった。
寝相の悪い私に文句も言わずにずっと寄り添ってくれた。
勿論、夏は一緒には寝なかったが。
春の陽気から一転して寒の戻りが来ようとしているおとといの晩、いつものようにあいつが待つ布団にもぐりこもうとしたら布団は冷え冷えとしていた。
不審に思った私は、そっと毛布をめくりあいつに触れてみる。
冷たかった。
冷たく、硬く。あいつはただそこにいた。
嘘でしょう?春はもうそこだというのに、どうして。
何も答えないあいつを前に私は暫く呆然としていた・・・・・。
「新しいアンカ、買わなくちゃ・・・・・・」
ちなみに、猫×2は元気ですよ。
ああ、もうちょっと頑張れば春だったのに、冬物一掃セールを物色しなくては。
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